みなさま、大変ご無沙汰しております。
ずっと更新したい、したいと思っていたのですが、遅くなってしまいました。
 
あけましておめでとうございます。 どうぞ今年もよろしくお願いいたします。 兄弟姉妹のお祈り、本当にありがとうございます!
 
今回は、イスラエルのお祭りの一つ、ハヌカの祭りについてまとめました。
12月末にあったお祭りなので、少し時期はずれですが、お役に立てれば嬉しいです。

ハヌカ

ハヌカの起源 ハヌカは、ギリシャ支配時代に起きたユダヤ人の反乱(マカバイ戦争)の際の伝承が元になった「光のお祭り」です。 *マカバイ戦争についてはこちらの「世界の歴史まっぷ」に詳しいです。
ギリシャ軍が神殿に侵入、神殿内のものに触れたり、つばを吐いたりして、神殿を汚しました。 メノラー用のオリーブオイルも例外ではなく、多くの石油が汚されたそうです。 神殿を取り返した後には、極めて少量のオイルで再び点火したところ、8日間も光続けた、という伝承を記念しています。
ハヌカ7日目のエルサレム、ヤッファ門近くにて。(2022/12/24, Photo Credtit: Mose Toshimasu)
ハヌカ7日目のエルサレム、ヤッファ門近くにて。(2022/12/24, Photo Credtit: Mose Toshimasu)
ハヌカを祝う歌を歌って、1日に1本、ハヌキア(メノラーでは両翼に6本ですが、これは8本あります)を点灯します。
ハヌカ3日目。メシアニックジューの友人のお宅にて。(2022/12/19, Photo Credit: Mose Toshimasu)
ハヌカ3日目。メシアニックジューの友人のお宅にて。(2022/12/19, Photo Credit: Mose Toshimasu)
現代の祝い方 ハヌカには2つ特徴的な要素があり、一つはハヌキア点灯の儀式、もう一つはとにかくたくさんの油料理です。 以下はシナゴーグでの点灯の儀式(Twitter より)
その後は、とりあえず色々食べます。 ユダヤ人たちは、「ギリシャ人の侵略を記念して後、とりあえず食べる!」と笑っています。 ドイツ・オーストラリア地方のドーナツ、SfuganiyotやジャガイモのガレットのようなLatkesが有名です。 大学内でも、無料のドーナツが至るところで振舞われており、6個くらいはいただきました笑
聖書とのつながり 旧約聖書には登場しないため、非宗教的なユダヤ人も喜んでお祝いしています。
*ただし、私は確認していませんが、外典「マカバイ書」には登場するそうです。 これは宗教的な祭りではない、という世俗派のユダヤ人もいるくらいです。
一方、ハヌカは「奉献」を意味するヘブライ語です。 新約聖書では、宮きよめの祭りとして訳されており、例えばヨハネ10:23の箇所はこの時期の出来事だそうです。